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2010年2月アーカイブ

20100222.jpg果樹農家だから、農業の話もたまに書かないと、おまえはほんとに農家か?と疑われそうだ。で、アリバイ程度には農家の話も書いておく、か。

きのうまでに桜桃の剪定と芽かきは終わった。芽かきはいつもどおりする樹しない樹の区別をつけた。四分六でしない方が多い。理由は、芽かきをすると開花が遅くなるからだ。

かわってリンゴの剪定を本格的に始めた。天気も最高によい。晴れているが気温は最高気温でも3度くらいまでしかあがらないので、雪はよく締まっている。積雪はここのところずっと1メートルくらい。ほとんど解けない。

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20100214.jpgきのうは太陰太陽暦の1月1日だった。中国では春節。西洋流にはバレンタインズ・デー。

今年の元日はいつもの年より遅かった。いつもは西洋暦の1月末から2月上旬くらいに旧暦の元日がくるものだが、今年は2月半ばに。というのも、去年が閏5月が入って5月が2回あったので、1年がいつもより長かったせいだ。

ひさしぶりの快晴。桜桃の芽かきをつづける。積雪は1メートル前後で、ここのところ気温も平年並みで、雪はよく締まっている。
今年1月8日のここのブログに「21世紀の戊辰戦争」を書いたが、そのなかで、
「自衛隊が自民党につくか民主党につくか、というようなことは、ニッポン人のだれひとり考えないだろう。しかし、ほんものの政権交代はそれぐらいのエライ事なのだ」
てなことを言ってみた。

今回の陸上自衛隊幹部の問題は、エライ事を通り越して、ヤバイ事と言った方がいいくらいだ。

2月11日の朝日新聞によれば、
陸自と米陸軍との共同訓練の開始式で、陸自側の代表として訓示した陸自第44普通科連隊長の中沢剛・1等陸佐が
「同盟というものは、外交や政治的な美辞麗句で維持されるのではなく、まして『信頼してくれ』などという言葉だけで維持されるものではない」
と述べたという。
これが、軍隊というものの不気味さをあらわしていることは、ちょっと考えれば分かるよね。連隊長が言っているのは、「同盟」とは「軍事同盟」であって外交や政治的なものではない、その日米同盟をほんとうに支えているのは軍=自衛隊であって政府=鳩山政権ではない、と。いわば、軍事こそが政治よりも上にある、という価値意識を表しているのだ。

3,4日まえに紹介した「司法合理性」の話と根っこは同じ問題だ。
統帥権(Wikipedia)の亡霊がさまよっている。

桜桃の剪定が終わりに近づいた。芽かきはまだまだ。
このところ、新聞・テレビはほとんど見ないから、世の中のことがよく分からない(笑)。

〜〜〜〜
朝青龍の暴行事件、なんてほんとに存在したのか?
週刊新潮のガセネタに乗せられただけじゃないのか。けっきょく、相撲協会も事実関係を確認できなかったし、麻布警察だって「被害者」に事情聴取しただけでおわりだろ。そもそも被害届も出ていない、出さない?出せない?ような、法律上はどこにも存在しない「暴行事件」だ。
ちょっと変なんじゃないのか。ニッポンは。狂っているような気がする。

〜〜〜〜
東京地検の谷川恒太次席検事と佐久間達哉特捜部長を左遷する、という噂が某所でながれている(どらえもん)。トカゲのしっぽ切りだね。これで国家権力は逃げるつもりらしい。谷川、佐久間個人をパージすれば、小沢支持派は「検察に報復できた」と喜ぶかもしれないが、国家権力そのものは無傷でのこる。

司法合理性

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この文章は、検察権力と政権政党との関係を論じていて、読み応えがあります。

『司法合理性の陥穽』(民主党衆議院議員・中島政希:今週の主張1月27日付


大阪地検特捜部が起訴立件した厚生労働省の村木局長事件。裁判で検察側が追い詰められている。重要な証人が捜査当時の供述を全面否定した。(この事件では、民主党の石井一参議院議員をねらった捜査だと指摘されている)

「すべては壮大な虚構だったと思う」。
塩田元部長の証言に法廷内のすべての人が唖然とし、法廷内が凍りついた。
「村木厚子さん 第5回公判傍聴記」より

東京地検といい大阪地検といい、特捜部の「虚構のシナリオ」にもとづいた犯罪のでっち上げが横行してきた。何と言ったらいいんだか、つまらない検事ものテレビドラマでも見せられているみたいだ。

これまでも、あちこちで話題に上げられているとおり、この手の主なでっち上げは以下。
長銀事件:森永卓郎「小沢代表の秘書逮捕で思い出す長銀経営陣への国策捜査」(日経BP)
鈴木宗男・佐藤優事件:「国家の罠」(新潮社)
佐藤栄佐久事件:「知事抹殺」(平凡社)佐藤栄佐久・公式サイト
江副浩正:「リクルート事件・江副浩正の真実」(中央公論新社)
堀江貴文・ライブドア事件:「徹底抗戦」(集英社)

この期に及んでも、未だに、「検察批判をするのは異常な人たちだ」と騒ぎ立てている人が少なからずいる。「検察の正義」を信じて疑わないのかどうか知らないが、たぶんアタマのネジが2,3個外れているのだろう。

大新聞各社の論説委員などはだいたいこういうおかしな人種らしい。この1ヶ月、各新聞そろって、検察の大応援をくりひろげた。小沢一郎・石川知裕代議士事件で、検察批判をする民主党議員は検察に「圧力」をかけようとする悪党である、かのようにののしってきたものだ。新聞だけでなく、世の中、これと同種の人間があちこちにいてウンザリさせられる。政治家、評論家、"コメンテーター"・・・・。具体的な名前はアホらしくて挙げないが、みなさん、脳みそのネジが外れっぱなし。

ブレーキもきかない、トヨタの車も顔負けの欠陥組織が特捜検察とマスコミだ。
特捜部は組織本体そのものをリコールするべきだね。

********
『ネットワークと革命?風説留が世界を変える』

前の記事で、USTREAM & Twitter のことを書いたが、わしも流行に後れているせいか、「ダダ漏れ」ということばがあるのを全然知らなかった。ま、ケータイ系の生でだらだらツールは、わしは好かんから、ツイッターはいかがなものかと思っているのも事実。

Webツールも向上 ダダ漏れ増殖中 (Yahooニュース)

「2010年のダダ漏れ」(技術評論社)

しかし、こういう軽薄な感じがあなどれないのだ。これからのインターネットメディアをガンガンと動かすのは、こういう、新しい人種に決まっているからね。既存の大手新聞やテレビ局は、インターネット世界の勝利者になることはありえない。
小沢不起訴の冬の夕暮れ。んじゃなくて立春の夕暮れ。

この一年間、東京地方検察庁は博打もどきの強制捜査と中身のない立件、起訴をつらねて、無用の政治的な混乱を引きおこしつづけた。その最高責任者、樋渡検事総長は辞任すべき時が来たのではないのか。

しかも、無能な東京地検特捜部をコントロールできずに、検察庁という組織自体の「信頼」をいちじるしく損なった歴史的な責任も大きい。

この際、小沢一郎を政治的に抹殺しそこなった不手際を国民に謝罪して、自らの腹を切ったら如何か。
小沢嫌いな国民の熱い期待を裏切った検察は、断じて許すことができない(笑)。

もうひとつ。東京地検特捜部の猛攻撃で鬼畜の戦艦小沢はもうすぐ撃沈できる、かのような大本営発表報道をくり返して、1年間も国民をあざむきつづけた、新聞・テレビもまた責任はまぬがれないでよ。

?????
ところで、昨日はお昼過ぎからインターネット(とくにTwitter)上で空中戦がつづいたみたいだ。
前の記事にある USTREAM にも出てくるが、「週刊朝日」支持派と検察支持派がネット上でバトルをくり広げた。

大新聞やテレビは報道しないから、日本の上空でそんな空中戦があったことを知っている日本人もそう多くないかもしれない。インターネットを使わない人は仕方ないが・・・。

「週刊朝日」2月12日号が、東京地検特捜部が逮捕している石川議員の女性秘書をなかば強制的に事情聴取したという記事をのせたことにたいして、東京地検の谷川恒太次席検事が3日、「週刊朝日」編集長に出頭するよう求めてきたことから始まった。

この女性秘書"軟禁"事件については、すでに鈴木宗男・新党大地代表が
『ムネオ日記』で1月27日に書いているが、これまでマスメディアはまったく報道しなかった。だから、マスメディアはこの件について今さら何も言えない、寂しい立場にあるわけね。

「週刊朝日」の記事を書いた本人・上杉隆氏のツイッターはつぎのようなところ。
『上杉隆』


たんなる空威張りにしか思えない検察支持派の「遠吠え」を聞くにつけ、哀愁を感じる今日この頃。
知ったかブッダの池田信夫先生も、相変わらずご活躍。『「マスコミの「立件」バイアス』
それから、ついでに立花隆みたいな「終わった人」がまた「昔の名前」で出てきて、運勢占い「立花隆が緊急寄稿」をしているのも、切なく侘びしい気分になるなあ(笑)。

新しいメディア

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昨日の夜は、USTREAM がエキサイティングだった。
テレビ時代の終わりは、もうすぐそこに来ているではないかと、そんな思いでこの生中継を見た。
わしはツイッターはやってないからよく分からないが、USTREAM と Twitter のコラボレーションという試みも素人的に見ても面白かった。

いまも再生できるのでここに紹介しておく。
「朝日ニュースター」の定時番組の生放送中に、臨時に USTREAM が入って実現した。 (ソフトバンク・孫会長がバックアップした?)

原口総務相 VS 上杉隆

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