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2009年7月アーカイブ

ここんとこ、まじめな記事を書く気力がない。

ローマの水泳世界選手権でアメリカのマイケル・フェルプスがまた世界新を更新した。バタフライ。
大麻をやっていたことを告白したフェルプスが、世界大会に出るだけでなく、世界新記録だ。おめでとう。
どこかの国では、ロシア人の相撲取りが問答無用で3人も解雇、永久追放された。おめでとう。今ごろいずこの空の下で何をしているやら・・・。

まったく違法行為もなかったのに解雇された露鵬と白露山。もう絶対しませんから、許してください、と懇願した若ノ鵬。その若者の首をあっさり切って落とした相撲協会と裁判所とマスコミだった。たばこや酒とちがっ て誰にも迷惑かけない、毒性も習慣性もない、ただの大麻で死刑にする国。武士の情けも何もない。ついでに脳みそもない。美しいニッポンの世界に誇る伝統だね。

シュワルツネッガー知事で有名なアメリカのカリフォルニア州では、大麻解禁について議論が巻き起こっているそうだ。
『大麻報道:勉強不足のNHK』(麻枝光一)
が参考になる。

こういうのもあるね。
『オバマはタバコをやめられるか』(紐育番野通信)

ミツバチの「大量死」が世間をさわがせてきたが、以下のページでミツバチ研究の専門家が語っている。
勉強のため、どうぞ。西洋ミツバチがいかに「家畜化」されてきた生き物であるか、納得できる。

神保哲生マル激トーク 『ミツバチが知っていて人間が知らないこと』
(インタビュー・ビデオを全部見るには登録が必要です。有料)

神保哲生が、ネオニコチノイド系殺虫剤にこだわろうとしているのは、ご愛嬌。
それと、神保がミツバチの話を高級な、文明論的「形而上学」にもっていこうとしていて(笑)、そういうジャーナリストにありがちな、やたら大風呂敷をひろげたがる傾向も、ちょっと差し引いてみる必要がある。

7月のホウズキ

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先日、七夕について書いた。その続きみたいなもの。

きのうのNHKニュースで、九州のどこかの地方だかでハウスのホウズキ栽培をしていることを放映していた。どうも東京が新暦でお盆をやるので、新暦7月のお盆行事にあわせてホウズキを促成栽培して出荷するらしい。

これも七夕と同じなんだな。東京人が季節を考えずにものごとを人間だけの都合でやらかそうとするものだから、自然のホウズキを待っていられなくて、強制的にホウズキを早く実らせなくてはならないことになった。それがまた「商売」になる。農家がそれで儲ける。そして、自然を無視する。そういう、ニッポンでお決まりのパターンだ。そう言えば12月のイチゴもあまりにも有名だ。クリスマスケーキに合わせるために、イチゴの旬が12月になってしまった。

こういう、じつに些細な、つまらないこと。そういう小さいことが積もり重なって世の中をおかしくしているのだ。日常生活のいろんな場面にしみこんでしまっている、こういうものを一つ一つ変えていかなければ、ダメなんであって、「あしたのエコでは間に合わない」なんちゃって意味不明なことをくり返している場合じゃないのよ、NHKも。
これは、かなり刺激的な発表だね。

Google Japan Blog

Microsoft Windows 7 が今年秋から発売されるが、Google の、まったく新しいオペレーティング・システムはそれを上回る衝撃力をもっているかもしれない。

まだ、どこに転ぶか、全然見当もつかない話だが。Windows の世界支配を根本からひっくり返してしまうことになるのだろうか。
新暦7月7日のことを、ニッポンでは七夕と言うらしい。

ニッポン全国、幼稚園や保育園ではササに短冊を飾ってお祭りだっただろう。
♪ ササの葉さらさら 軒端に揺れる お星さまきらきら 金銀砂子

このブログなどで何度もしつこく書いているが、新暦でこういう行事をやるのは文化の破壊行為だ。こんなに自分たちの文化を踏みにじっている民族が、世界にあるのだろうか。はずかしいほど低レベルの民族だ。しかも、こういう、ゆたかな季節が重要な意味をもつ伝統行事を、西洋の新暦でやることで、子供たちをまちがった文化的教育にそめあげている。桃の節句しかり、端午の節句しかり。子供のお祭りがあるたびに、ほんとうの自然をかえりみない人間を生産し続けている。そういう子供が親になって、またその子供に自然を無視した生活を教える。

星空も見えない梅雨時に七夕祭りをやって何が面白いのか、自分のアタマでよく考えるようにならないものかね。お星さまなんて見えなくてもどうでもいいのか。こんな形だけの七夕を、お上が勝手に決めた新暦で毎年毎年やっている。お上が決めたらそのまんま右ならえで従う民族。こういう、自然の流れ、季節のうつろいをまったく無視してはばからない民族に「環境」とか「エコ」を語る資格はないだろう。民衆文化のおそろしく薄っぺらで貧しいニッポンであるよ。

ことしは閏5月があるので、旧暦7月7日は新暦でいうと8月も末ごろになる。

090708-blueberry.jpg不作だったせいで桜桃はいつもより早く終わった。雨よけハウスのポリ片付けや防鳥網片付けも終わった。あと残りは防風ネットの撤収だけだ。

桜桃が終わるとすぐにブルーベリーが色づいてきた。
おととい防鳥網かけをした。サクランボがなくなるとムクドリがブルーベリーに殺到するおそれがあるのだ。案の定、網のすき間をくぐって2羽が入り込んだ。油断もすきもあったものじゃ無い。ただちに撃墜。

今年のブルーベリーは5月の歴史的少雨でダメージを受けた。もともと旱魃には弱い果物なので、水かけもしたが、それでもやや不作気味だ。

寄生虫の駆除

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ここ2、3ヶ月、新聞をほとんど読んでいない。読んでも読まなくても、世界情勢には関係ない。まあ、サクランボで世の中のことを考えるヒマがなかったせいもあるのだが。インターネットのニュースサイトを見ている程度でたいてい事が足りる。新聞テレビには一面トップニュースとか大見出しとかがあって、マスコミが勝手にニュースの価値判断をおしつけてくる。これにたいしてインターネットでは、ニュースの項目がぱらぱらと並んでいるだけで、大見出しだのトップ記事だのというものが無い。みんなベタ記事だ。そこがいい。

去年の9月や10月、わしはこんなことをわめいていた。
小沢と石破(9月5日)
麻生は解散しないよ(9月25日)
腐った政党の末路(10月2日)

結局のところ、アホウと分かりきっている人物を総裁に選んだアホウな自民党員のおかげで、一年近くものあいだ、ニッポンの政治は完全に狂った、迷走を続けることになった。アホウだったのは自民党支持者だけでなくて、マスコミもまったく同じだ。

そもそものアホウだったのは麻生くんではなくて、小泉くんを圧倒的に支持したニッポン国民だったことを忘れることはできない。麻生くんを生み出したのは福田くんであり福田くんを生み出したのは安倍くんであり安倍くんを生み出したのは小泉くんであり小泉くんを生み出したのはニッポン国民なのであった。そして、この御神輿をわいわいいっしょに担ぎ上げてきたのが新聞テレビなのだった。小泉くんを自民党総裁に決めた2001年に始まる、むなしいお祭騒ぎだった。

戦後半世紀以上にわたって自民党(その前身も含む)政権がつづいてきた。ニッポンは、政権が代わらないという、世にも異常な近代国家だ。こういう国は北朝鮮とまったく同類だ。一党独裁となんら変わるところがない。長い長い独裁政治、その結果、報道機関、マスコミもまた、政権政党にべったり癒着した。べったり貼りつくことで養分をもらう寄生虫になった。これまでずっと、自民党政権を批判するようなポーズをとってきたマスコミだが、ほんとのところは、寄生していただけなのだった。自民党が倒れると喰い物がもらえなくなるのだった。

こういう寄生虫やカビのたぐいをこの際、ひっぱがして、きれいに大掃除しなくちゃならんのだ。

このことといっしょに言えるのは、与党独裁政権と霞ヶ関もべったり癒着してきたことだ。永田町(自民党)なくして霞ヶ関(高級官僚)はなく、霞ヶ関なくし て永田町もない。そういう時代がずーっと続いてきたのだった。このふたつは「寄生」関係というよりは「共生」関係だ(笑)。お互いが貼りつきあって共に生 きてきた、麗しいオトモダチなのだった。この関係も、この際、引っぱがされることになるだろう。

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