寄生虫の駆除

| コメント(0) | ブログ・トップ ▲
ここ2、3ヶ月、新聞をほとんど読んでいない。読んでも読まなくても、世界情勢には関係ない。まあ、サクランボで世の中のことを考えるヒマがなかったせいもあるのだが。インターネットのニュースサイトを見ている程度でたいてい事が足りる。新聞テレビには一面トップニュースとか大見出しとかがあって、マスコミが勝手にニュースの価値判断をおしつけてくる。これにたいしてインターネットでは、ニュースの項目がぱらぱらと並んでいるだけで、大見出しだのトップ記事だのというものが無い。みんなベタ記事だ。そこがいい。

去年の9月や10月、わしはこんなことをわめいていた。
小沢と石破(9月5日)
麻生は解散しないよ(9月25日)
腐った政党の末路(10月2日)

結局のところ、アホウと分かりきっている人物を総裁に選んだアホウな自民党員のおかげで、一年近くものあいだ、ニッポンの政治は完全に狂った、迷走を続けることになった。アホウだったのは自民党支持者だけでなくて、マスコミもまったく同じだ。

そもそものアホウだったのは麻生くんではなくて、小泉くんを圧倒的に支持したニッポン国民だったことを忘れることはできない。麻生くんを生み出したのは福田くんであり福田くんを生み出したのは安倍くんであり安倍くんを生み出したのは小泉くんであり小泉くんを生み出したのはニッポン国民なのであった。そして、この御神輿をわいわいいっしょに担ぎ上げてきたのが新聞テレビなのだった。小泉くんを自民党総裁に決めた2001年に始まる、むなしいお祭騒ぎだった。

戦後半世紀以上にわたって自民党(その前身も含む)政権がつづいてきた。ニッポンは、政権が代わらないという、世にも異常な近代国家だ。こういう国は北朝鮮とまったく同類だ。一党独裁となんら変わるところがない。長い長い独裁政治、その結果、報道機関、マスコミもまた、政権政党にべったり癒着した。べったり貼りつくことで養分をもらう寄生虫になった。これまでずっと、自民党政権を批判するようなポーズをとってきたマスコミだが、ほんとのところは、寄生していただけなのだった。自民党が倒れると喰い物がもらえなくなるのだった。

こういう寄生虫やカビのたぐいをこの際、ひっぱがして、きれいに大掃除しなくちゃならんのだ。

このことといっしょに言えるのは、与党独裁政権と霞ヶ関もべったり癒着してきたことだ。永田町(自民党)なくして霞ヶ関(高級官僚)はなく、霞ヶ関なくし て永田町もない。そういう時代がずーっと続いてきたのだった。このふたつは「寄生」関係というよりは「共生」関係だ(笑)。お互いが貼りつきあって共に生 きてきた、麗しいオトモダチなのだった。この関係も、この際、引っぱがされることになるだろう。

コメントする

2024年2月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29    

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 8.0.2