7月のホウズキ

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先日、七夕について書いた。その続きみたいなもの。

きのうのNHKニュースで、九州のどこかの地方だかでハウスのホウズキ栽培をしていることを放映していた。どうも東京が新暦でお盆をやるので、新暦7月のお盆行事にあわせてホウズキを促成栽培して出荷するらしい。

これも七夕と同じなんだな。東京人が季節を考えずにものごとを人間だけの都合でやらかそうとするものだから、自然のホウズキを待っていられなくて、強制的にホウズキを早く実らせなくてはならないことになった。それがまた「商売」になる。農家がそれで儲ける。そして、自然を無視する。そういう、ニッポンでお決まりのパターンだ。そう言えば12月のイチゴもあまりにも有名だ。クリスマスケーキに合わせるために、イチゴの旬が12月になってしまった。

こういう、じつに些細な、つまらないこと。そういう小さいことが積もり重なって世の中をおかしくしているのだ。日常生活のいろんな場面にしみこんでしまっている、こういうものを一つ一つ変えていかなければ、ダメなんであって、「あしたのエコでは間に合わない」なんちゃって意味不明なことをくり返している場合じゃないのよ、NHKも。

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