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2009年5月アーカイブ

山形県のことしの作柄調査結果が県から発表された。
平年より「やや少ない」見通しだ。「やや少ない」とは、平年の収量の85%〜95%という範囲のこと。
花束状短果枝あたり、平均1.5果という調査結果だ。平年は平均1.8果だそうだから、樹に結実している実の数としては平年の8割くらいの勘定になるだろう。たぶん、この数字以上に良くないのではないかと思う。

クロネコの話でも、主産地・東根あたりは良くないらしい。商売に直結するので、彼ら運送業者の話は信憑性がたかい。

我が家も結実量は良くない。数年続いた豊作ではなく、5、6年前にあった不作を思い出すような作柄だ。

しかも、雨が降らないので、こういうときは、急に土砂降りの雨になったときに実割れが起きやすい。2004年はそうだった。雨よけハウスのなかでさえ実割れが多発した。不作と実割れのダブルパンチの記憶がなまなましい。今年もそうならなければいいが。
090521-sato.jpg今年の桜桃(サクランボ)の作柄が気になるところだが、だいたいのメドはついてきた。右写真は21日撮影のサトウニシキ。

お世辞にも豊作とは言えない。余裕はなさそうだ。しかし、注文にはなんとか対応しなければいけない。楽観的に考えることにした。「大いなる悲観は大いなる楽観に一致する」のだ。

あまりにも雨が降らないので、今日は少し水かけをした。5月は平年値のたったの20パーセントくらいしか降っていない。1反に4000リットルくらいかけた。あしたも続ける予定。
先日、ことしの作柄見通しを書いたが、ちょっと判断するのが早すぎたね。
平年より作は悪い。

畑により、樹により、結実はいろいろだが、全体をとおしてみると平年並には届いていないみたいだなあ。
さてさて、いかがしたものか。もう3,4日、様子を見た方がよさそうだ。
hachi-death.jpg今年の4月24〜28日のあいだ、近くで「ミツバチの大量死」現象が起きた。サクランボやリンゴの受粉用に置いてあった2箇所(2キロ近く離れた場所)の巣箱で、合計3群が回復不能の壊滅状態になったらしい。
(右写真は『ハチはなぜ大量死したのか』 ローワン・ジェイコブセン著・文藝春秋刊の表紙)

地域の果樹組合は毎年、果樹の開花期にミツバチの巣箱を畑に置く。ポリネーションと呼ぶ。巣箱は養蜂業者が管理している。ポリネーションは果樹の受粉結実に欠かせない。ハチによる受粉はミツバチでなくマメコバチでもできるし、野生のハチ類も受粉作業をになっている。が、養蜂業者が持ってくるミツバチへの依存度はやはり大きい。
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サクランボの今年の作柄がだんだんハッキリしてきた。写真左が佐藤錦、右が紅秀峰で、5月13日撮影。





佐藤錦の方は、この樹は芽かき(摘蕾)をしなかったもので、花の数が多い。このうち粒の大きい実だけが残る。小さめのものは全部落下する。

紅秀峰は芽かきをしてあるので、もともとの花の数が少ないが、ちゃんと適度に結実している。

この実どまり状況を見る限り、今年は平年並の作柄を見込めそうだ。開花期の天候が受粉結実にとってあまりよくなかったが、悪影響は避けられた。一安心ではある。
kaizokeikaku.jpg小沢一郎「代表辞任記者会見」完全版ビデオ(Videonews.com)

右写真は『日本改造計画』 1993年・講談社刊
本棚の奥に長いこと突っ込んであった古い本。腰巻きも変色していた。

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この2ヶ月ばかりの流れを見ると、
世の中には、衆知と衆愚があるのがよく分かる。
凡夫であっても、衆愚の一人にはなりたくないものだね。

小沢の記者会見を全部見てみれば分かるが、小沢はマスコミに対してかなりの皮肉を言っておもしろがっている。マスコミは自分のバカさを認めたくないので、そういう部分はニュースで報道しない。ようするに自浄能力がマスコミには全くないといういい例だ。

この国の新聞、テレビ報道を毎日毎日見せつけられて、「脳みそが北チョーセン」になってしまっているニッポン人もいっぱいいるみたいだ。かわいそーに。

「脳みそが北チョーセン」。この言葉を流行らせたいなあ。小沢、テポドン迎撃、草彅すっぽんぽん、豚インフル。ニッポン人の北チョーセン化現象が、よくもつぎつぎ起きるものだ。

巣作りの季節

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dscf0072.jpgきのう、窓の外ががさごそするので何かと思ったら、鳥がアルミさっしの窓枠にしがみついてバタバタしている。

この尾羽ねの長さ、背中の色を見れば、モズだとすぐ分かる。

何をしているかといえば、網戸の網を引きちぎろうとしているのだ。ここの網戸は古くなって破れたので去年網をはぎ取ってしまった。その端キレがまだアルミの窓枠に少し残っている。それを引っ張って取ろうとしているのだ。

dscf0074.jpgもちろんモズは巣作りの材料にするつもりだろう。いま、あらゆる鳥が巣作りの季節を迎えた。畑ではいろんな鳥が縄張宣言、声を響かせている。

りんごの花は2、3日前に満開になった。果樹園は一面、花で白くなっている。

ゴールデンウィーク期間中の高速道路通行量が平年の20パーセント増になったそうだ。一律1000円のETC効果が出たのが原因だとか。

そうすると、ふつうなら5000円、1万円払わねばならないのが1000円で利用者はウハウハだ。高速道路会社の料金収入はガタ落ち。交通量が2倍とか3倍とかに増えたのならまだしも、たった20パーセントしか増えなかったとすると大損。これで高速道路の収支は滅茶苦茶の赤字真っ逆さまだ。当たり前だね。この収入減は国の予算で補填されるわけだから、つまりはふつうの国民にツケは回される。交通量は2割増しだが渋滞回数は2倍に増えたという。いやはや。

まあ、料金を安くして損したかもしれないが、みんな高速つかって遠くまで遊びに行くから、それであちこち経済効果が広がって、観光地やら何やら儲かってウハウハだ。大いに景気浮揚対策に貢献したわけよ。みんな幸せでいいじゃん。

というのが麻生くん政府の自慢だろう。これがまた間抜けなんだなあ。

高速を使う人が増えるということは、電車の客は減るということだ。高速で遠くの観光地まで行くということは、近くの商業施設には行かないということだ。つまり、遠くは繁盛したとしても、その分だけ近くは閑古鳥が鳴くという仕掛けになる。これは、ちょうど、郊外の大型量販店に客が集まって駅前の商店街が寂れていくという話とまったく同じことでしょ?
こいつも子供だましの詐欺にすぎない。

人間、使う金には限りがある。こっちで使えばあっちでは使わない。あっちで使えばこっちでは使わない。こんなこと当たり前の、宇宙の大法則だ。高速ETC割引のどこが景気対策になっているというのか?

こういうのを世の中では間抜けと言う。
いけない、間抜けなマジック♪♪ 忌野清志郎風に。
結局、税金上げて赤字を取り戻さねばならんだけ。景気が良さそうに見えたのは、ただの蜃気楼でしたとさ。おもしろうて、やがて悲しき高速道路。こういうバラマキで選挙に勝てるなんて、まさか思っていないだろうね、自公は。

自公のやることは定額給付金以来、「朝三暮四」のオンパレードだ。はるか昔、わが高校時代の古典・漢文の授業を思い出すよ。おバカな猿たちが欺される話を。
サトウニシキが満開になった。(写真は4月30日)
090430-oto1.jpg

桜桃と関係ないが、5月のカレンダーをあらためて眺めて、その異様なすがたに怖じ気づいた。
忙しい季節の農家に連休はないが、この異様さに寒気が走る。。。
なんだろう、この3,4,5,6の休みの名目は!
憲法、みどり、こども、ふりかけ。お子様ランチ。
正気でないね、ニッポン人は。こんなアホなことやってる民族に未来はないよ。

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