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2008年12月アーカイブ

ガザ

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きのうから全世界で話題をひとりじめした、イラク人記者の英雄、武勇譚。
下のサイトの右側、Watch Video というところをクリックすると、チェイニーのインタビューに続いてイラクの映像がまだ見られる。または左下の方、ABC News Programs World News というところをクリックする。

ABCニュース・サイト

ほか、YouTube にもニュース画像がアップされているが、あまり鮮明でない。

ちなみにチェイニー副大統領のインタビューは、アルカイダに対する水攻め拷問=グアンタナモ収容所の話、だと思う(英語力がなくてよく理解できないが)。暗黒のアメリカ合衆国に栄光あれ!ですかね。

大麻について2,3ヶ月前に書いた件。
その後も大学生の「汚染」で慶応大学が「謝罪」したりするぶざまなニュースや、いかがわしいNHKクローズアップ現代の「大麻汚染!」報道やらがあって、この話題はけっこう世間で関心が高いらしい。

いずれにしても、この間の「大麻汚染」報道は異常だ。人に迷惑かけないことなのに「逮捕する」という警察当局も異様だが、その警察当局におどらされるマスコミもみっともないことこの上ない。記者会見で謝罪する大学当局というのも、この大学トップの思想信条のおそまつさ加減を公然とあらわしていた(失笑)。

こまかいことを書くのが面倒なので、いろいろ知りたい人は下のサイトを参考にしてください。

大麻取締法変革センター

ま、世の中、アルコール汚染、タバコ汚染、チョコレート依存症、ケータイ依存症、マネーゲーム中毒症、経済成長依存症、エッチ依存症、、、いろいろありますな。

この問題というのは、じつは「何々が身体に良い」とか「何々でダイエット」とか、そういう話と構造はまったく同じなのだ。同じというか、コインの裏表みたいなものだ。みのもんたの「おもいっきりてれび」や話題になった「あるある大事典」は、小指の先くらいの「科学的データ」をひろってきて、大々的に宣伝する。すると、明くる日には、視聴者が納豆とかバナナを買いにスーパーへ走る。そういうやつを裏返してみると、あれは危ない、これは有害、という根拠のないデマに変わる。

話は変わるが、たとえば子供の犯罪被害が増えているというデータはない。ところが、マスコミが大々的に、根掘り葉掘り、演出脚色して報道するものだから、あたかもそれがほんとうのことのように世間で受け止められてしまっている。いわゆる洗脳、マインドコントロールと同じだ。ニッポン人の多くが、テレビで言っていることは真実だと一から疑っていないから、もう、なんでもかんでも、ころころと欺されるような悲しい民族になった。お上のお達しは間違いないと思いこまされる。北朝鮮並だ。

交通事故で毎日毎日何百人の人が死んでもニュースにはならない。1年に一人の幼児が殺されると、毎日子供が殺される世の中になったかのような錯覚を起こさせる。これがマスコミというものだ。
「情報」には大なり小なりバイアスがかかっている。ウソも毎日繰り返せばその気になってしまう。100パーセント客観的な情報なんてものはない。
ニッポンでは食べ物があふれかえっている。果物も然り。

あふれかえっているから、生産者や販売業者は産地偽装とか、偽ブランドとか、そういうもので消費者をだまして何とか売ろうとする。ありきたりでは誰も買ってくれないからネ。

いっぽうの消費者の方も、じぶんの目や耳、鼻、舌でそのものを味わって判断する能力が退化してしまっている。自分で判断できないものだから、他人がつけたレッテル、評判、銘柄、いわゆるブランドをそのまんま信じるしかない。ミシュランのなんとかというやつも、そういう、自分で判断できなくなった大衆を星がいっぱいついたレストランに殺到させたりする仕掛けだ。

ところで、まあなんだかんだで、ニッポンの農家はみな優秀だから農作物は腐るほど大量生産されるようになった。食べ物を粗末にするな、と説教してみたって、これだけ食べ物があふれかえっている世の中では、誰も食べ物を大切にしようもない。「戦後の食糧難」などと持ち出してみても、そんなカビの生えた話に誰も耳を貸さない。

しかし、食べ物がいっぱいあるということと、美味しい食べ物を誰でも食べられるということとは、全然別の話だ。

現代は経済効率をもっとも重んじてきた社会だ。農家にも生産性を要求するというのが現代ニッポンだ。経済効率を最優先してきた結果、農作物はまずくなった。大量生産すれば経済性があがったり、人より早く収穫出荷すれば高く売れたり、という話で、多くの農家はそれを当たり前のようにやってきた。市場だけでなく農協だって政府だって、そういうやり方を奨励してきたではないか。

経済性とか生産性とか、そういうことばかり考えているような農家が作る農作物は、当然ながらまずくなる。ニッポンの農業は、こんなふうにしてマズイ作物作りに奮闘努力してきた。優秀で中核的な規模の農家がそれを引っ張ってきたのだ。

こんなやり方、方向は、結局、グローバリゼーションに打ち砕かれた。
大規模化によるコストダウンとか早期収穫出荷で高値収入とか、そういうことは、海外から農作物が自由に、いつでも、安く、大量に入ってくることで完全にたたきつぶされる運命にあった。マズイ農作物作りを近代化だと錯覚してきづきあげたニッポンの農業なんて、つまりは自殺行為を喜んで進めてきただけだ。

モノのあふれる時代は、やっぱり量ではなく質でしか生き残れない。
駄農。惰農。つまり、零細で、いいかげんな、手抜きばかりしている、ぐうたら百姓がつくるコメが一番うまい。1反から5,6俵しかとれない、生産性の悪い田んぼのコメがうまい。これが真理である。ほんとか?
最近、NHKでは振り込め詐欺防止大キャンペーンをやっている。民放はどうか知らない。ちょっと前は、警察官を銀行のATMの前に立たせて、振込の阻止までやらせるという、まったく異常な世の中になっていた。

これで不思議なのは、携帯電話でATMに振り込ませるというやり方に乗せられる年寄りのことだ。携帯電話は使うし、ATM操作もできる。そういう「現代的なお年寄り」がだまされるらしい(笑)。

わたしなんか、携帯電話はもっていないから使い方も分からない。そのうえ銀行などでATMの操作をやれと言われても機械の前で立ち往生する。だいたい駅の乗車券、特急券の自動販売機さえ使いこなせない。いやそれ以前にそもそも、何十万何百万、カネを振り込めと言われたってそんなゼニあるわけない。

だから、わたしは不思議で仕方がないのだ。詐欺の被害者っていうのは一体、どういうアタマの構造をしているのか。そういう人に大金を持たせているのが間違っているのではないか。カネを遊ばせているくらいなら、詐欺師にくれてやってどんちゃん使わせた方が、景気浮揚に役立つだろう。とも思うのだ。

問題の本質は、つぎのようなことだろう。
1.振り込んでしまう被害者は「孤独」である。
2.カネはそこそこ持っているが使い道はあまりない。
3.機械をまったく疑わない。

であるから、いくら防止キャンペーンをやっても無駄である。年寄りを相談する相手もいない孤独にしていることが、最大の原因。詐欺被害が多いということは、孤独な人間もまた非常に多いということの表れだ。子供にもほとんど見捨てられ、家族崩壊しているニッポンの中高年。こういう、孤独な人間は、ほんのちょっとの人情話にふらふらと釣られるのだ。言ってしまえば、詐欺師にだまされることが束の間の「生きているしるし」みたいなもので、警察だろうとNHKだろうと勝手に年寄りから「生きているしるし」を奪い取ることはできない。大キャンペーンなんかで詐欺被害を防ぐことなんかできない。そんな公的力で上から教育指導してみても、人は孤独から救われることは絶対ないからだ。

餅つきの季節

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きょうは餅つきだった。オタナサマである。まだお正月用ではない。

だんだん年を取ってきているので、息が上がるが、なんとか無事につき終えた。
まあ、たったの2升だから当然だが、年末28日になると3升になって、これは一人でつくにはちとキツイ。それが終わるといよいよ大晦日だ。

リンゴの仕事も畑仕事はほぼ終わって、作業小屋をうろうろ、ふじの荷造り発送の毎日が続いている。もう、あきた。

聞くところでは、今年、卸売市場のリンゴ価格はひどいらしい。リンゴに限らずあらゆる果物が大豊作で、そこに金融危機の不況風がもろに吹き込んでいる。これでは安くなるはずだ。我が家はふじについては産直主体なのでまだ市場出荷していないが、どうせ余った分は出荷して片付けるしかない。どうでもいい。

根雪にはまだなっていないので、冬ごもりという感じがしない。落ち着かない。雪が積もれば、ああ今年も終わった! とけじめが付くのだが、残念ながらまだ雪に降りこめられていない。

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