大麻「汚染」報道というマスコミの低能汚染

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大麻について2,3ヶ月前に書いた件。
その後も大学生の「汚染」で慶応大学が「謝罪」したりするぶざまなニュースや、いかがわしいNHKクローズアップ現代の「大麻汚染!」報道やらがあって、この話題はけっこう世間で関心が高いらしい。

いずれにしても、この間の「大麻汚染」報道は異常だ。人に迷惑かけないことなのに「逮捕する」という警察当局も異様だが、その警察当局におどらされるマスコミもみっともないことこの上ない。記者会見で謝罪する大学当局というのも、この大学トップの思想信条のおそまつさ加減を公然とあらわしていた(失笑)。

こまかいことを書くのが面倒なので、いろいろ知りたい人は下のサイトを参考にしてください。

大麻取締法変革センター

ま、世の中、アルコール汚染、タバコ汚染、チョコレート依存症、ケータイ依存症、マネーゲーム中毒症、経済成長依存症、エッチ依存症、、、いろいろありますな。

この問題というのは、じつは「何々が身体に良い」とか「何々でダイエット」とか、そういう話と構造はまったく同じなのだ。同じというか、コインの裏表みたいなものだ。みのもんたの「おもいっきりてれび」や話題になった「あるある大事典」は、小指の先くらいの「科学的データ」をひろってきて、大々的に宣伝する。すると、明くる日には、視聴者が納豆とかバナナを買いにスーパーへ走る。そういうやつを裏返してみると、あれは危ない、これは有害、という根拠のないデマに変わる。

話は変わるが、たとえば子供の犯罪被害が増えているというデータはない。ところが、マスコミが大々的に、根掘り葉掘り、演出脚色して報道するものだから、あたかもそれがほんとうのことのように世間で受け止められてしまっている。いわゆる洗脳、マインドコントロールと同じだ。ニッポン人の多くが、テレビで言っていることは真実だと一から疑っていないから、もう、なんでもかんでも、ころころと欺されるような悲しい民族になった。お上のお達しは間違いないと思いこまされる。北朝鮮並だ。

交通事故で毎日毎日何百人の人が死んでもニュースにはならない。1年に一人の幼児が殺されると、毎日子供が殺される世の中になったかのような錯覚を起こさせる。これがマスコミというものだ。
「情報」には大なり小なりバイアスがかかっている。ウソも毎日繰り返せばその気になってしまう。100パーセント客観的な情報なんてものはない。

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