>

2006年6月アーカイブ

今日、同じりんご出荷組合の仲間の桜桃畑がサルに襲撃された。
彼の畑は、我が家の桜桃畑から300メートルくらいの距離にあって、同じ山裾近くにある。戦々恐々。ふたたび我が家にやってくる恐れは強い。明日から2日くらいかけてその畑のサクランボを半分以上は収穫してしまう予定だ。前回さえひどかったが、これ以上の被害を受ければ致命的になる。

ニュースによれば、最新サル退治の技術はこんなんだそうだ。そんなにうまく行くのか。

サルについては去年、『今週の農作業日誌』の「山猿軍団、今年も参上」でも書いたよ。

サル、サルとばかり書いたが、ハクビシンも来ていたように見える。被害程度は少ないものの、それでもところどころにハクビシンらしい痕跡がある。

昨日、桜桃畑を荒らしていったのはハクビシンだと書いた。しかし、被害の程度から考えてハクビシンとは思えなくなった。

近くの地区では数日前にサルが桜桃畑を荒らしたらしい。防鳥ネットをはがす手口、枝をあちこち折るやり口は我が家の被害状況とそっくりだ。しかも、我が家の桜桃畑は山際に近い。どうも、我が家もサルに襲われた線が強くなった。ほんの一日、その畑を見回らなかっただけで、隙をつかれてしまった。

サルとすればかなり手強いことになる。

さくらんぼ泥棒

| コメント(0) | ブログ・トップ▲

24日、収穫を始めた。

初日から思わしくないことが起きてしまった。ハクビシンに桜桃が荒らされた。かなりの被害だ。昨夜かその前の晩、雨除けハウスの周りをおおっている防鳥ネットをはがして入ってきたようだ。枝があちこちで折られ、サクランボの実が食い荒らされていた。1匹や2匹ではなさそうな被害規模だ。一番大きくて色も赤い実を選んでごっそり食べていた。

予想収穫量を下方修正しなくてはならない感じだ。困ったことだ。夜行性のハクビシンだから、また何度もやって来る恐れが強い。

060622-oto.jpg
佐藤錦 6月22日
佐藤錦の収穫開始が近づいた。あさっての予定。今年は今までのところきわめて順調な出来になっている。6月上旬段階で予想していたよりも収穫量は多くなりそうな感じがしている。月末までに予約注文の第二次募集をするつもりだ。乞うご期待。

気が知れない

| コメント(0) | ブログ・トップ▲

山形には有名な「サクランボ種子(タネ)飛ばし大会」というキタナーイ行事がある。サクランボの実を口に含んで、種子をペッと噴き飛ばす、その種子が飛んだ距離を競うのだ。

まったくキタナーイ!! ツバがこっちに飛んできそうだ。「種飛ばし」と聞いただけで逃げたくなる。悪趣味とはこのことだ。

毎年、この「種子飛ばし」季節が来ると、同じ山形県内のサクランボ農家としては、またかと思ってしまう。どこのアホが始めたんだろうか。アホが集まっって勝手にやっているのだから、知ったことじゃないが、地方ニュースで報じられるのを見ると、なんだかなーと感じてしまう。そういうことを配慮するアタマのないヤツラなんだろうな。企画している連中は。

060617-oto.jpgきのう、桜桃 雨除けハウスの被覆と防鳥ネット張りを完了した。疲れはピーク。

収穫はまだ1週間も先だが、さくらんぼの仕事は8割方終ったも同然だ。全身疲労コンペイトー。といっても次の仕事が待っている。りんごと洋梨の摘果だ。これをさくらんぼ収穫前に片付けておかねばならない。まったく、桜桃は身体に良くない。6月が来ると生命がちじむ。

世の中に絶えて桜桃なかりせば初夏のこころはのどけからまし


muku-1.jpgこんなふうに桜桃は要らないなどと言ってしまえば、果樹農家は食っていけないだろう。単価の高い桜桃は貴重な収入源だ。ムクドリにしてみたって、さくらんぼのない初夏は考えられもしない。もしさくらんぼがこの世になければ、ムクもみずから生きる価値さえ見失うだろう。彼らの生き甲斐は、決死のさくらんぼ狩りにあるのだ。左写真:ムクドリ攻撃隊と防鳥ネット

さくらんぼ農家がせいぜい言えるのは次のような感慨だろうか。

雨の実割れがなく、ムクドリ、スズメがいなければ、さくらんぼ作りほどのどかな商売はないのだがなあ。

在原業平の歌をもじったWebページ(ホームページ)は、検索するといろいろあるようだ。が、わたしが思うに、「桜」を「桜桃」、「春」を「初夏」といれかえたわたしの作が手前味噌的に一番だね。ハマリどころにぴったりハマっているだろう。

8日から桜桃の雨除けハウスを被覆する作業開始。今日も雨の中、大半の時間を鉄パイプの上で過ごした。地上4.5メートルで鳶職まがいの仕事をする。

急速にテンションが高まってきた。
このポリ被覆作業とそれにつづく防鳥網設置作業は、さくらんぼ作りで最もハードな仕事だ。高所の緊張感でとにかく疲れる。手抜きは出来ない。ちょっとやそっとの風にも吹き飛ばされないように、ポリはしっかりと押さえて置かねばならないからだ。

桜桃案内の送付

| コメント(0) | ブログ・トップ▲

今日、郵送とメールで今年のサクランボ案内を発送した。
メールが使える方はアドレスを連絡していただくと郵送費用と手間が省けて助かる。ぜひご協力を。

『くだもの生活』のサクランボ便りを更新した。

五月雨

| コメント(0) | ブログ・トップ▲

今朝、リンゴの農薬散布をした。

朝5時、空は灰色、昨日から上空に寒気が入っている。曇り所によってにわか雨の予報だった。が、まあ朝のうちに寒気は東に抜けるはずだ。大丈夫だろう。

7時になろうとする頃、ちょうど1000リットル分を3回かけたところでポツリポツリし始めた。あと500リットルもかければ全部終わりだったが、中止せざるを得ない。仕方ないか。このくらいの弱い雨なら農薬は流されずに済む。本降りにならないことだけを願った。

雷鳴が数回、それから30分もしないうちに本式に降り出した。なんてことだ。かけた農薬は乾いていなかったから、もちろん流れてしまった。2万5000円分、五月雨にあえなく流れて消えた。五月雨というのは言うまでもなく旧暦で書いている。こんなのを新暦で書いたって意味はない。五月晴れも然り。

そんなわけで2,3日中に農薬のかけ直しだ。時間と金の無駄だった。

2024年2月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29    

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 8.0.2