>

2010年4月アーカイブ

遅れる春

| コメント(0) | ブログ・トップ▲

20100426-iide.jpg昨日あたりからやっと市内中心部のソメイヨシノが咲き始めた。そして今日お昼を過ぎたころ、ツバメがやってきた。いつもより半月近く遅い。果物生活のページにある『我が家の生物暦』も今年はなかなか前に進まない。トップページにはリンゴや桃の花の写真を載せているが、もちろん実際の畑には何も咲いていない。

桜や桜桃の開花が遅れるのは、『我が家の生物暦』を見ても分かるとおり、そんなに珍しいことではなくて、何年かに一度や二度はあるものだ。桜桃の花は、この分だと来月の連休に咲き出すだろう。

きのうは日中、あられが降った。今朝は強い霜が降りて地面もトタン屋根も白くなった。桜桃への影響が心配だが、まだ蕾が出ていないので大丈夫だろう。蕾が膨らむ頃が桜桃はいちばん低温に弱くなる。蕾の中のめしべが真っ黒に焼けてしまって受粉できなくなるのだ。もう4,5日あとだと危なくなる。

残雪が輝く飯豊の真っ白い姿が見える。

果樹の生育は平年と比べて1週間から10日くらいは遅れている。これは仕方ない。問題は5月の天気だ。

高田 渡

| コメント(0) | ブログ・トップ▲
きのうは高田渡の命日だったらしい。(2005年4月16日没)

高田渡の LP 『ごあいさつ』というアルバム名だったか。若いころ持っていたが、東京田端の貧乏アパートで暮らししているときに、ぼやを出して燃やしてしまった。30年も前、あのころ6畳一間にあったのは、机代わりの電気ごたつと本棚が4つくらい、それとステレオ・プレーヤーに LPが何百枚だった。テレビはもちろん無かった。昔からテレビは必要なかった。給料はそこそこもらっていたが、たいてい本代かレコード代に消えていた。

あのぼやで、レコードが熱で2,30枚やられたが、高田渡もそのひとつだった。それと、本棚の本が、焦げたり粉末消化剤がかかったりしてダメになった。6段ラックの本棚1本、数十冊だったか、小説類、詩集、山の雑誌など入れると100冊以上はあった。

そのうち、高田渡が歌にしていた『山之口貘詩集』は難を免れた。『谷川俊太郎』も背表紙がすこし傷んだ程度でどうにか生き残ったが、『ラングストン・ヒューズ』や『吉野弘詩集』は燃えた。あと何があったか・・・。高田渡が歌にしたのは、山之口貘「生活の柄」、谷川俊太郎「ごあいさつ」、吉野弘「夕焼け」などだったと思う。ラングストン・ヒューズは歌の名前を忘れた。

朝使ったパン焼きトースターの電源が切れずにいて、加熱して発火した。仕事に出ている間のことだったが、煙が出たのが夕方で近所の人に発見されるのが早かったために、とんでもない大事にはならずにすんだ。大家さんもいい人だったから、きついことは言われなかった。その時もっていた貯金の範囲内で弁償して勘弁してもらったのだった。

そのとき消火に駆けつけた消防の隊長が、じつは、10年以上前、遠い生まれ故郷の我が家に住み込みで働いていたK君(私より何歳か年上)だった。彼は当時、働きながら夜学に通っていた。その青年が東京の消防隊員になって目の前にいたのだ。奇遇とはこのことだった。私の父親つまりかつての雇用主のことをなつかしく話した。

気象激変

| コメント(0) | ブログ・トップ▲
201004-kion.pngきょうは太陰太陽暦の3月3日。桃の節句。

とは言っても寒い。もともと当地で桃の花が咲くのは新暦の4月下旬だが、それにしても今年の4月は天気が荒れている。全国的なことだから、例外はない。

梅も小梅は咲いたが、豊後はまだつぼみ。ツバメの姿もまだ見えない。

桜桃(サクランボ)の開花はここ3年ほどわりあい早かったが、今年は遅れて今月末か来月にずれ込むだろう。

jpg014.jpg去年の暮れに出された、昔ながらの農事気象予報を見てみた。

冬については、中部地方より西では雪が多かったようだから当たっているが、東北ではむしろ暖冬少雪だっただろう。春については、ほぼ当たっている。去年は閏5月があったので、今年の旧暦は新暦とのずれが大きい。それで、いつもより季節の進み方が遅いのだ、という解釈もあるだろう。

もちろん、こんなのは科学の話ではない。長い歴史の経験、体験だけの世界。だからといって、下らないとは思わない。左の予報の左下最後にある文、どう解釈すべきか(笑)。
野ネズミ(ハタネズミ)は今のところ合計94匹がかかった。今月4日からだから足かけ6日でこれだけ。

去年のデータを見直してみたら、仕掛け設置6日目の捕獲数はほぼ同じだった。去年は最終的に設置11日間で131匹。今年も仕掛けをしつこく続ければ、それくらいとれるかもしれない。ただし、テンが巣にしている畑では、去年より掛かりが悪い。その分だけ少なくなりそうな感じだ。

ここまでのところ、去年のねずみ取りの効果はほとんどなかったことになる。チュウ口密度はまったく下がっていない。一時的に密度が下がっても、園地の周りからまたまた入り込んできて、1年もたてば元通り。そのうえ、敵は学習しつつあるのか。引っかからなかった個体が生き延びて、子孫を残す。ネズミだって進化するだろう。人間より知能が上になる日が来る。人間はネズミのために食料を作らされる奴隷家畜になるだろう。

去年、この仕掛けを始めた。3年目になる来年やってみれば、その答えが分かるかもしれない。仕掛けても仕掛けても、ネズミは減らないという法則。
20100405.jpg果樹の剪定はすべて終わった。右写真。

先週で畑の雪もみな消えた。雪が無くなってみると、例年と同じく今年も野ネズミ(ハタネズミ)の被害が見えてくる。植えていた苗木のうち2本、根っこがかじられて無くなっていた。ほかにもあちこち食われた。さっそくネズミ取りを仕掛けた。1日あまりで24匹がかかった。

下の写真は1個に6匹かかった新記録。ふつうは3,4匹とれるのだが、仕掛ける場所がピッタリはまると、これだけとれる。ちなみに去年の記録は1個で5匹が最高。合計で130匹という記録だった。今年はどれだけとれるかなあ。

nonezumi20100406-2.jpg写真の上下に見えるのがネズミ穴。仕掛けはかんたん。場所を選んで、ペったんこの真ん中にリンゴを置く。あとは暗くするために木箱で覆う。これだけ。


2024年2月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29    

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 8.0.2