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2013年6月アーカイブ

収穫も間近

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DSCF0053.JPG桜桃も色づきが進んできた。来週後半には収穫を始めることになるだろう。

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きのうから急に我が家のウェブ・アクセスがはねあがった。なんだなんだと思ったら、"奇跡のりんご"ネタだったんだね。

https://real-apple.sakura.ne.jp/BLOG_new/2009/03/post-194.html

まあ、映画が公開されているらしいから、時節柄こういうネタに多くの人が食いつきたがるのは分かる。しかし、このネタはもう4年も5年も昔の話なので、今さら何よ、という感じは否めない。

他人のことはどうでもいいんだが、農家にとっては「奇跡」はぜんぜん必要ない。えらい宗教家にとっては「奇跡」のひとつもないと誰も信者が寄ってこないのだろうが、農家は日々の当たり前の暮らしが大切なので、ミラクルな農業なんか要らないんだなあ。平凡に、粛々と、良いりんごが安定して収穫できさえすればそれで良いのだ。ひとりの専業農家としてあえて言えば、「奇跡」から学べることは残念ながらひとつもなかった。それだけのこと。それに、わたしらは道楽で農業してるわけではないしね。

「奇跡」を信じることを止めはしないけど、信じることは必ずしも人を幸せにするとは限らない。尊師が空中浮揚でもして見せたら大喜びする信者もかつてはいた。オカルトチックな話に釣られるのはインテリが多いとも聞く。ナントカ真理教のときもそうだった。くそ真面目な人も信者になりやすい。。。あれと同じ。せいぜい気をつけてくださいませ。

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補足。
有袋はともかく、もうひとつ気になったのが葉っぱのこと。

木村秋則オフィシャルホームページ http://www.akinorikimura.net/gallery


ここの写真でふじリンゴの樹に葉っぱが無くて果実だけがぶら下がっている。向こうが丸見え。これはたぶん食酢では夏場の葉っぱの病気を防ぐことが出来ないので、秋に早々と落葉してしまったせいじゃないかな。早く葉っぱが散ってしまっては果実に良いわけがない。健康な葉っぱこそ美味しいりんごを熟させる必要条件。ほんと、葉っぱは大事だ。

fuji2012nov13-3.jpg比較のためにわが家の収穫期11月中旬の写真が右。黄葉が始まってるが、りんごの樹の向こうがぜんぶ透けて見えるようなことはない。ふつうのりんご園は、どこでもみんな収穫期でも葉っぱは付いている。葉っぱがすべて落葉するのは、収穫もぜんぶ終わったあとの12月、雪が積もるようになってから。
DSCF0043.JPGサクランボの雨よけハウスのポリ被覆と防鳥ネット張りは、6月9日から13日まででほぼ終わった。間口8メートル、総延長およそ350メートル。これをふたりでかける。

主力品種の佐藤錦も色づき始めてきた。5月から6月まで、高温と干ばつ雨不足で、果実の肥大がちょっとよくないが、昨日は雨もそこそこ降ったので、なんとかなるだろう。

DSCF0040.JPG左の写真はわが家のサクランボ園地のうちのひとつ。山の近くにあるので毎年サルに襲われるのが悩みのタネ。防風ネットを張り巡らして侵入しないようにしてあるが、今年はどうなることやら。

この園地については今年はもうひとつのやっかいな問題が起こって、今も相手と抗争中。サクランボが終わったら、本格的に大砲をぶち込むことにしているので、その話はまたお楽しみに。

きょうの佐藤錦

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きょうの佐藤錦、右写真(クリックで拡大)。

右の写真の樹はそれほどでもないが、樹によっては今年は実がちょっと成りすぎの傾向があって、このままでは実が大きくならない。数を減らすために、きょうは摘果作業を始めた。

去年のように実が成らないと手も足も出なくなるが、今年のように実が成りすぎるのも困る。もちろん、成らないよりはずっといいから、まあ、成りすぎて困ったというのはぜいたくと言えばぜいたくなのだ。それでも、小さいのより大きいサクランボの方が売りやすい。だから、成りすぎの樹は手でむしり取るようにして実と落とす。


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サクランボの案内がおそくなっていますが、今週中には発信しますので、もうちょっと待ってください。


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