左上の写真は2月6日のこのブログ「剪定」の記事に載せた写真と同じものだが、この樹が2月26日には右上の状態になっていた。雪が1メートル以上増えて、この日には積雪深は2メートル40から50に達していた。
これくらい積もると多くの樹の枝が雪に埋まる。雪は時間とともにじわじわ沈んでいく。沈みながら枝もいっしょに下へ下へと引っぱり下ろしていく。この沈下力はすごい。放っておけばその枝はバリバリと折れる。放任したままの樹がどうなるかが下の左の写真だ。
これは3月6日に写したもので、わが家の近くの別の農家の園地。積もったまま対策を取らないと、たいていこうなる。
だから枝を掘り出してやらねばならない。これが大変な仕事だ。降雪がおさまった2月28日から枝の掘り出しに取りかかった。
だいたい2メートルくらいの高さには重要な枝が結構ある。2メートルを超える大雪だと、そういう枝を救い出してやらねばならない。なるべく早くだ。まるで雪崩に埋まった遭難者を助けるみたいに。
上の写真は北斗。掘り出し前26日と掘り出し後28日。
まあ、こんな感じで埋まっている樹の枝をアルミスコップでなるべく傷まないよう折れないよう掘り出す。それでも小枝が多少は折れる。下向きに伸びている枝はどうしても掘り出すことが無理、と判断すればノコギリで切る。下向きの枝がそのままだと上の枝をいっしょに引っぱって、被害を大きくしてしまうからだ。
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