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2013年2月アーカイブ

記録的な大雪

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記録的というか歴史的というか、とにかくひどい大雪の年になった。
下の写真は2月26日の玄関前。1ヶ月ほど前の同じアングルで撮った写真(1月28日のブログ記事)とくらべても、雪の増え方が分かる。

DSCF0018.JPG積雪深は2メートル40から50センチ。

20130226-yuki4.jpg畑の状況は後で書くが、雪がなければアタマの上にあるリンゴの枝が足の下の雪に埋まっているという状態。

上の写真の反対方向から撮った写真が右。

玄関側は下ろした雪は片付けてあるが、その方向を除いて家の周りは全面、下ろした雪で1階の屋根の高さまで埋まってしまった。これ以上雪を下ろすと窓が割れる恐れがある(下写真)ので、屋根にはまだ雪が半分以上積もったままだ。

わたしが米沢に来たのが1984年。それ以後でこの雪の量は最大記録を更新した。この30年近くの間、積雪深が2メートルを超えたのは、2001年、2006年、2012年、2013年。すべて21世紀。

記録的な猛暑も今世紀に入ってから頻発するようになったが、どか雪も今世紀になってどっと増えた。異常気象が異常でなくなった、狂いっぱなし、ということ。

20130226-yuki2.jpg地球の平均気温は上昇し続けている。
NASA アメリカ航空宇宙局のサイトに1884年から2010年までの世界の平均気温を示すカラー地図がのっている。

Climate Time Machine 
右下の Average Global Temperature をクリック、左の1884というところをマウスで右にスライドさせると、年代の気温変化が分かる。

温暖化は単純に猛暑と暖冬二なるというわけではなくて、大気の流れが狂ってくるので極端などか雪もおきやすくなるということ。




剪定

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雪が落ち着いてきたので今週から剪定を開始、と思っていたら、今日はまた雪。仕事は中断した。

週間予報を見るかぎり、天気は芳しくない感じ。まあ、少しの雪がちらつく程度なら仕事はできる、と思っているが、少しで済むかどうか。

例年なら桜桃の樹から始めるのだが、今年は考えがあってリンゴを先に切ることにした。積雪は1メートル30〜40。

下の写真はふじリンゴ。剪定後のすがた。この樹は我が家でも一番古い方の部類で、たぶん植え付けから50年くらいは経っていると思う。わたしが30年近く前に農業を始めたときにはもう一人前の成木だった。

20130205-sentei.JPGこれくらいの年齢の樹になると、たいていあちこちが大きく傷んでいるものだが、この樹は比較的にまともな樹形を保ってきた。とくに大雪に何度も遭ってきているので、同じような年齢の樹の多くが太い枝を失っている。それから今はほとんど発生しなくなったが、腐爛病という木を枯れさせる伝染病が蔓延した時期があった。感染した部分の樹皮が腐って広がっていく恐ろしい病気だ。そのころには、発病してしまった枝をばっさり外科手術したものも少なくなかった。

人間と同じで、樹にも1本1本歴史が刻まれている。仮に太枝に大きなダメージを受けた樹でも、樹そのものに活力が残っていれば、その後の立て直しはできる。残っている小さい枝を、時間をもう一度かけて大きく育て直していくのだ。これも人間の一生と同じかな。



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