中国カード

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改めて言うのも白々しいが、小沢一郎が中国カードをつぎつぎ切っている。
とうぜん、これは対中国関係を超えた、対米向けの戦略的パフォーマンスだ。

600人の大訪中団。これを、ニッポンのマスコミは相も変わらず、小沢が自分の権力を内外に誇示している、などという見方しかできないのは、恥ずかしい。ワイドショーのコメンテータの知能レベルだね。

次期国家主席と言われる習副主席と天皇の会見。小沢が要請したかどうか知らないが、このことを、いや天皇の政治利用はけしからん、などとわめいている自民党売国政治家もいて、可笑しい。もっとハイレベルの戦略的発想ができないものかね、石破くんも。彼はアメリカに安全保障のお友達がいっぱいいることを自慢しているような人だから、アメリカ国務省やペンタゴンの宣伝部長が似合っている。

中国カードという意味は、小沢は沖縄問題もふくめて、アメリカに強力なメッセージを送っている、ということだ。今年春の日米日中二等辺三角形論とか、将来は在日米軍は第7艦隊だけでいい、とかいった発言も全部セットで見なければいけない。総理大臣という立場ではなかなか言えない出来ないことまで小沢はやっている。日米安保バカと呼ばれる石破くんのレベルとは相当にちがっている。

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