ムクドリがりんごを食っているらしい

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リンゴの中生種「昂林」が色づいてきて、玉返し作業を今日終えた。リンゴの実は日が当たる側から赤くなるので、反対側のまだ青い(白い)ほうを太陽に向けてやるために、一個一個果実をまわしてやらねばならない。

この玉返し作業をしていて、あんぐりした。リンゴが鳥に食われているのだ。それもかなりの量だ。

リンゴが鳥につつかれるのは珍しくない。代表的なのがカラスとヒヨドリだ。カラスは大したことはない。問題はヒヨドリで、こいつは防御策がほとんどない。しかし、今回の昂林を食っていたのは、どうもちがう鳥だ。食い方、つついた跡の形がヒヨドリのつつき方とちょっとちがっているのだ。つついた跡はその鳥のくちばしのかたちと関係がある。

食われたリンゴの木は国道沿いにある。そこには上に電線が走っている。カラスやムクドリが止まり木代わりにしている。とすると、考えられるのはムクドリしかない。ムクドリか?。つつかれた果実の多さからすれば、群れで来たことは確かだ。電線には、ときどき、ムクドリが何十羽、何百羽と集結していることがある。安全で見晴らし最高、持ってこいの集合場所なのだ。

ところが、ムクドリというのはサクランボは大好きだが、リンゴや梨をつつくことはない。というのが常識なのだ。変だなあ。

以下は推測にすぎないが。
今年は春から小鳥が多かったような印象を持っている。いろんな種類の鳥がいつもの年より多い感じがあった。たぶん、記録的暖冬、少雪で、冬を越えられた鳥が多かったのではないかなあ、と思っていた。厳しくない冬で、死ぬ小鳥が少なかったのじゃあるまいか、と。

この、小鳥が多すぎる状態が夏をつうじてもつづいて、秋になってきた。人口密度ならぬ鳥口密度が高いらしいということ。だから食べ物はとうぜん不足する。食べ物が少ないから、今年はムクドリが大群でいる状態がずっとつづいている。サクランボの季節はムクドリが大群になるが、それ以外の季節にはあまり大きい群れはつくらないのがムクドリだったではないか。

エサが少ないと大群になる、というのは、生き物のひとつの法則だろう。代表的なのがバッタだ。ムクドリもたぶん同じではないか。そしてまた、生き物は大群になると凶暴になる。バッタも、ムクドリも、そして人間もね。

コメント(1)

これ間違っていた。ムクドリは無実。真犯人はシジュウカラ。もう少し秋が深まるとメジロもリンゴをつつくがこいつは食べ跡が小さい。

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