野生生物がやたら増えている

| コメント(0) | ブログ・トップ ▲
ちょっと古い話だが、今月の3日、東京からの帰りはいつものように山形新幹線『つばさ』だった。
『つばさ』が福島をでて山形県境の峠をのぼっていたとき、急ブレーキがかかった。
車内アナウンス。。。
「天然記念物のカモシカに衝突しました。しばらくお待ち下さい」

ぶつかったことの車両点検ももちろんある。それから特別天然記念物のニホンカモシカ様なので、ウサギやタヌキをはねたのと違ってお役所にも連絡が必要だ。こういうのはJR東日本も対応マニュアルをつくっているにちがいない。新幹線は10分ほどで再出発した。

まあ、地域柄、カモシカにぶつかるなんてのは日常茶飯なのだが、それでも、全国的に野生生物(ほ乳類)がやたら増えているのも事実らしい。数日前の新聞でも、環境省が尾瀬の湿原をまもるためシカの駆除を許可した、というような記事をのせていた。知人の山林環境の専門家が最近言っていたが、山林の中でいろんな野生ほ乳動物が生息域をどんどん広げているそうだ。シカ、カモシカ、サル、ウサギ、タヌキ、イノシシ。。。

その知人が言うには、動物の生息域がひろがっているため、今度はヤマビルも大量に拡散しているそうだ。血を吸うヤマビルは赤い血が流れている動物が大好きだ。つまり、ヤマビルが増えているということはエサも増えていることを意味している。赤い血の流れる動物が増えてきたから、それにつれてヤマビルも増えたのだ。だから、うっかり山に入るとヤマビルにとりつかれるから注意しろ、と言っていた。

去年(一昨年だったかな)はツキノワグマが里に多数出没して、記録的に多くのクマが捕殺された。
いろんな原因はあるのだろうが、山に食べ物が少なくなったというより、里に出ると食べ物がとりやすいことが、人間と動物の衝突をふやしているのだろう。カラスが都会で増えるのもおなじだ。

コメントする

2024年2月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29    

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 8.0.2