桜桃、そろそろ戦時体制かな

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桜桃は開花時期が早かった割りに、その後の少雨と5月後半の低温などで生育は最初の予想より遅れて、平年並みの進み具合になってきたようだ。

5月下旬に行われた山形県のサクランボ作柄調査では、今年は不作という予想結果がでている。
当地でも結実の悪い園地が多い。桜桃はちょっとした地形、環境、気象条件のちがいで作柄がおおきく左右される。そこが農家にとってサクランボ栽培の難しさであり、おそろしさでもある。

きょうは、不作の園地で早々と雨除けハウスのポリ被覆を完了した農家があった。ほんらいはまだ被覆する時期ではない。佐藤錦の場合、すこし色づき始めたころが被覆の適期だ。早すぎると桜桃の樹にとって良くない。果実の色づきや硬さにも悪影響がある。それでも被覆を早めるのは、樹に成っている果実が少ないと雨で実割れを起こしやすいからだ。数少ない果実に水分が集中すると割れやすい。豊作だと多くの果実に水分が分散されるから、玉伸びはするが割れてしまうほどには伸びないで済む。

我が家も園地によって作柄にばらつきがでている。それでも、大体予定どおりのスケジュールで、昨日から桜桃雨除けハウスの被覆準備に入った。まだポリを広げないが、すぐに広げられるよう、事前に準備をしておくのだ。

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2024年2月

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