一番しぼりとかいう商品があるが、リンゴには二番選り（すぐり）というのがある。
リンゴや梨は花の時期に花摘み（摘花）をする。花はすぐに実になってくるので、花摘みの期間はわずか１０日くらいだ。あとは実選り（摘果）になる。これがいわば一番選りにあたる。実がある程度大きくなってきた時期に、もう一度摘果をする。これが二番選りだ。サクランボが終わった今の時期からお盆前までに、この二番選りをする。良い実だけを適切な間隔と数で残してほかは落とす。地面は落とした果実でいっぱいになる。花摘みが下手な人ほどいっぱい落とさねばならない。
サクランボは重労働だから、終わっても疲れがなかなかとれないが、とれるかとれないか考えているひまも無しに、リンゴ選りの毎日が続く。
今年のさくらんぼ出荷業務では、はじめて VMwarePlayer を実戦使用した。
出荷伝票（宛名書き）印刷はドットインパクト・プリンタを使うが、我が家の機種は型がちょっと古いし安いせいで、WindowsXP のプリンタ・ドライバでは正常印刷が出来ない。Win98 のドライバを使うしかないが、去年まではWindowsXP と Windows98 の２台のマシンを LAN でつないで印刷作業をしなければならなかった。WinXP で受注データ管理をして印刷のときだけ Win98 マシンに電源を入れてやってきた。
今回は、WinXP にVMPlayer をインストールしてあるのでこれを利用できるようにしたのだ。VMPlayer で Win98 イメージを走らせる。ブリッジ接続による同一マシン上でのネットワークを使って、Win98 から WinXP のデータにアクセスしてそれをプリンタに渡す。このしくみによって、今年は Win98 マシンを立ち上げること無しに宛名伝票の印刷がすべて完了できた。
１５日は台風接近で天気が悪いので、外の作業は休み。
久しぶりに「注文作成ツール」を更新した。
１）今年春までに市町村合併があった地域の市郡区名を新しくした。
２）品種リストにブルーベリーなど新規追加した。
３）その他データのアップデート。
以上は「ダウンロード」コーナー参照。
プログラムそのもののバージョンアップはしていない。
晩生種の紅秀峰をもうすぐ収穫する。佐藤錦は終わりに近づいた。
紅秀峰の出来は最高に良い。
佐藤錦とちがって甘酸っぱさはないが、大粒で甘いので、こちらの好きな人もいる。
もう、この頃になるとサクランボ農家はいい加減疲れていて、サクランボのツラを見るのもいやなのだが、そこをぐっと我慢してもうひとふんばり、なのだ。
