「唯一の被爆国」という言葉が大安売りの季節を迎えている。あの言葉は8月の6日と9日だけの限定バーゲン・セールかと思っていたが、最近では北朝鮮のニュースにあわせて臨時バーゲンが企画されるみたいだ。なんだかプロ野球の優勝決定の恒例行事に似てきた。みんなで、北朝鮮たたきグッズ入り福袋を買いに行こう。開けてビックリ玉手箱だよ。
「唯一の被爆国」と「唯一の核使用国」が同盟を結んで、北朝鮮に「制裁」するんだとさ(笑)。
右翼だろうと左翼だろうと、ニッポン人はこういう被害者ヅラするのが大好きなんだ。どこかの中学校の先生がやった「偽善者」イジメじゃないが、「唯一の被爆国」、これこそ偽善者の最たるものだろう。
それにしても、「制裁」という言葉には傲慢さがあふれている。大国意識があからさまなのだが、ニッポンも大国になったものよなあ。ちょっと昔までは、制裁というとアメリカやソ連、中国などがよく周辺の小国にむけて使っていたものだ。そういう傲慢大国の仲間入りを、わがニッポンも果たしたというわけだ。おめでとう。アベくん。「主張する国」をつくるんだったよね。アメリカ並みの傲慢さをニッポンも持てるようになった。そういう国を「美しい国」と言うんだね、たぶん。(笑)
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