コイズミくんを野放しにしてきたせいで、まあ、いろんなかたちでこの国はぶっ壊されてきた。
国を愛する心が足りない人たちが、またまた、国を愛する国民をつくるために教育基本法を変えてしまおうと騒いでいる。
この国の国会議員先生たちのアホらしさは、もう底なしだ。
WBC ワールド・ベースボール・クラシックでニッポン・チームが「世界一」になった!!!と「感動」のあまり小便をもらしたり、これも総理大臣が世界一の銀盤ののけぞりお姉さんとオペラだかなんだかに行ったり、アメリカさんのために自分の国をこわして基地を作ってあげたり、「愛国心」とは大したものだと思う。
北朝鮮なんかやっつけてしまえ、とか、中国はけしからん、とかいう話になるときだけ元気が出るニッポン人が多くなったような気もする。代表的なのが安倍くん。それにマスコミ。
国技の大相撲ではニッポン人は影が薄いし、冬のオリンピックではメダルが1こしかとれなかった。韓国はかなり取ったというのに。くくく、くやじいいいい;;;;;、というわけだ。欲求不満はたまる一方。だからWBCなんて価値があるのかどうかあやしい大会で運よく優勝したとたんにもう「世界一」気分だ。「感動」の大安売りが今のこの国のふつうの気分らしい。
『「感動」禁止!?「涙」を消費する人びと 』(ベスト新書)八柏 龍紀 (著)という本もあるくらい、ダボハゼ的な感動飢餓ニッポン人がやたらと増えたみたいだ。そういうのコイズミくんに熱狂するタイプだろう。「感動しました!」と誰かが叫ぶたびに、これは日本語か?と、気持ちが悪くなる。
「子供たちよ、この国を愛せよ」。みじめで空っぽな「愛国心」。こういうのを教育しようと言うのだろうか。ブッシュの飼い犬=売国奴政権もあいかわらずデカイ顔をしているが、普天間のキャンプ・シュワブとか海兵隊グアム基地建設とか、どこが愛国的なんじゃ? 愛すべき国を作るのが政治家のいちばんの役割なのだが、そんなことよりアメリカさんに愛される国になることが大切なのだろう。
イラク戦争支持では、世界にニッポンという国の恥をさらしたのがコイズミくんだった。今のイラクのざまは誰のせいか。こんなことは戦争を始める前から分かっていたことだが、バカ殿にとってはブッシュの方が大事で、イラクのことなど大したことじゃなかったというわけだ。アホなスポーツ女をはべらせて先日、「観桜会」をひらいたこの男。散るときは桜のように潔く、なんてことをのたもうた。いったい何人の人間がこの在任5年間に死んだのか、命を散らされたのか、考えたこともないだろう。
最近読んだ納得できる記事の紹介:
五十嵐先生の『転成仁語』から『かつては「交渉」が存在した』
山口先生のブログから『06年4月:民主党再生の道』
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