>

2010年6月アーカイブ

きょう、お昼休みを終えて桜桃畑に行くと、50メートルほど先の防風ネットの向こうにサルが3匹くらい、動いているのが見えた。地面にいて、上に登ったりしているサルはいないようだった。

急いで軽トラックにもどって、常備してあるサル専用?の7連発打ち上げ花火を1本とマッチ、それにサル来園の記念撮影用にデジタルカメラ1台、手にしていくと、防風ネットの向こうにサルはもういなくなっていた。逃げ足が妙に速かった。ふつうならもっとゆっくり、山に逃げていくはずなのに、ほんの10秒、20秒のうちに姿を消した。

ともかく、サル対策の防風ネット壁が功を奏したことを、まず喜ぶべきだろう。サルは壁を見上げて入るルートを探したが見つからなかった。防風ネットをただ張っただけではサルは登ってくる。2年前がそうだった。だから、登れないようにちょっとした工夫がしてある。それが効果を発揮したにちがいない。たぶん。

時間があれば、そのうち、サル防御壁を写真入りでくわしく解説でもするか。
20100621-sato1.jpgサクランボの準備態勢は整って、あとは熟すのを待つだけになった。

昨夜はかなり強い雨が降った。これまでずっと雨が降らなかったから、急に土砂降りのような雨が来ると、雨よけハウスの中でさえサクランボは実割れを起こす。一部の樹の実がすこし割れてきた。何事も極端なのは困る。今年ぐらい春先から今に至るまで、天気が極端から極端へと激しく揺れ動いた年もないだろう。

右の写真は今日の朝撮影。佐藤錦。色はついてきているが、まだ味は乗っていない。あと1週間か。
桜桃雨よけハウスのポリ被覆と網掛け作業は、ことしは、連日最高気温28度から30度という猛暑のなかでだった。きのう防鳥ネットをすべて張り終えて、一安心、きょうは一日雨の予報だし、少しはゆっくりできるかなあ、と思っていた。

ところが、桜桃畑にサルがやってきた。お昼前だった。まだ、佐藤錦は色がつき始めたばかりで、熟していないから、サルはまだ来ない、と高をくくっていた。サルもおいしくなってからサクランボ狩りに来るはずだ。しかし予想もしなかったサルがとつぜんご来園した。

サルもカレンダーを見ながら、「うーん、6月半ばか、もう佐藤錦がうまくなるころだべなあ・・。ちょっと行ってみっか」と山から下りてきた。ところがどっこい。今年は天候不順でサクランボの生育は例年より1週間おくれている。それをご存じなかったのか。サル界では、まだ正しいサクランボの作柄情報が流れていなかったらしい。

音がしたのですぐに気がついた。3匹と少なかった。まだ様子うかがいだからだろう。追い立てると山に逃げていった。それから、サルは山の斜面に並んでいる高い樹のてっぺんまで登って、枝から枝へ、ひょーいひょーいと飛び移って、遊んでいるのが見えた。遊んでいたのかどうかサルに聞かないと分からないが、遊んでいるように見えた。飛び移るたびに高い樹がゆらーりゆらーりと大きくしなった。

ツイッターにも書いたが、今日の予定を急遽変更、防風ネットで防御壁をつくることにした。半日かかって張り終えた。さて、油断のできない毎日が明日から始まる。

ただいま多忙

| コメント(0) | ブログ・トップ▲
桜桃の準備でひまが無く、何も考えが浮かびません。
ハト山、小沢無理心中の物語についても、いろいろあるけど、面倒くさいので今は何も書きません。
では。

2024年2月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29    

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 8.0.2