きみは私の友であり同時に 6月13日

2004年版No.6
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2、3日前に長谷川きよしさんと久しぶりに連絡が取れた。3年ぶりに近い。というのも、私のほうが長谷川さんの、(あ、長谷川きよしさんてあの有名な長谷川きよしさんですよ。)公式ホームページにアクセスしたことに対して長谷川さんが応えてくださった。ひょっとして今年の秋にまたお会いできるかも知れない。などと書くとずいぶん馴れ馴れしいが、私はあの方のたんなるファンの一人に過ぎない。いや、ファンというと本当のファンに叱られるかも知れない。せいぜい知っているのは『別れのサンバ』『卒業』や『黒の舟唄』それに加藤登紀子と歌った『灰色の瞳』ぐらいかなあ。それに3年近く前に一度コンサートへ行っただけだから・・。逆に長谷川さんは我が家の果物の味を以前からよく知っておられる、という関係だ。まあいわば聴覚と味覚というクロスした関係だね。

その長谷川さんが我が家のこのホームページを掲示板で紹介してくださったものだから、このサイトへのお客さんが昨日今日と急に増えてアクセス・カウンターが上がった。だいたい一日にお客さんが一人か二人、来てくれるかくれないかという田舎のなかの田舎の果ての草に埋もれた貧乏サイトだというのに・・・。私のサイトは前からのお客さんもご存知のとおりのヤクザな店だから、インターネット上で紹介したのは大間違いですよ、長谷川さん。

このサイトには、善良な一般市民からひんしゅくを買うようなことも書いてある。ふつうのアタマの人には理解不能な、わけのわからんことも書いてある。来たお客さんに自由は一切与えない。自由は店主にのみ与えられている(超大国アメリカみたいだなあ)。唐突だが、むかし吉本ばななの父ちゃんが、「きみはわたしの友であり、同時に敵だ」とかなんとか書いていたように記憶している。何処に書いてあったか思い出せないが、たしかそう言っていたのは吉本だったはずだ。いまさら吉本隆明の大乗仏典みたいなおどろおどろしい本を読み直して確認するほどの若さは私にはない。さしあたり、この言葉を私の店にまちがって来てしまったすべてのお客さんに捧げよう。

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