暑いときは昼寝に限る。山形県でも7月に入って30℃を越す毎日が続いていて、26日には36℃を記録した。今日31日も予想では36℃だ。桜桃が終わってリンゴの二番選り(手直し摘果)も片づけた。この10日間ほどは早朝と午前中だけ畑に出て、あとは昼寝三昧。夕方すこし仕事をして後はビール、というパターンを繰り返してきた。暑いときにエアコンつけて仕事するなんてアホな生活はしたくない。言うまでもなく畑にはクーラーが無い。家にはあるかと言えば、家にもない。エアコン生活はしたくても出来ないのが我が家。をを暑い。温帯モンスーンの我が国としては、クソ暑いときに働くなんてそもそも間違っとるよ。昼寝、昼寝。これが西太平洋上に浮かぶ島国ヤポネシアにおける本当の文明生活というものだ。クーラーつけて仕事しないといけないのは、やっぱビンボー人の証拠です。
そういえば、先日、テレビ・アンテナを新設した。これまで室内アンテナだけで良く映らないテレビを十何年も見続けていたのをようやく改善した。といってもこれは二台目のテレビだが・・。で、電気屋さんが言うには「今時テレビ・アンテナを新しく建てる家なんて無いですよ」。確かに隣近所どこでもケーブル・テレビに変わって久しい。あれならチャンネル数もいっぱいあるし色んな番組が自由に選べる。いいなあ・・・・・。と 思ったことは残念ながら一度もない。だから、我が家はいつまでもアンテナ生活をしている。チャンネルがいっぱいあるのが文明的な生活とも思えないし、選択の自由が大きくなるとも思えない。
しかし、ふと考えてしまった。アンテナで受信する家庭が少なくなると、テレビ電波の中継塔も廃止されるんだろうか、と。旧式の生活をしている人は置いてきぼりをくって、テレビも見られなくなるのかなあ。携帯電話が増えて公衆電話が撤去されて、携帯を持たないと電話が出来なくなるかもしれないように。日本という国は、旧いのをいつまでも使っているのはバカだと見る価値観、遅れていると感じる価値観が非常につよい。まあ世間では新しいものが売り出されるたびに買い換えるのが当たり前で、それが進歩だとされている。ハイビジョンだのデジタル放送だのも、それに対応した電気製品を買わないと損をするかの姿勢で押してくるだろう。通信機器産業と結託して受信料を取るNHKの姿を嘆いて詠めるーー
ハイビジョン 黒い部分の金返せ
我が家の子供たちに言わせれば、うちは「遅れている」「世間知らず」だ。「チーン」というやつも台所にはない。冷たくなった料理はガス台で温めるぐらいしかない。ビデオというやつもビデオカメラというやつも無い。ビデオ再生機は2,3年まえに年寄りが居間のテレビを買い換えたときに付いてきたので、現在はあるにはあるが。あってもまるっきり使ってないから無いのと同じだ。娘が小学校に入りたての頃、友達がうちに遊びに来て、「ええ??!! ビデオもないのおー!!」と娘に言った。彼女はいたく傷ついていた。にもかかわらず、その娘の親は買ってやらなかった。ひどい時代遅れの親だな。