引っ越しシーズン 3月

2002年No.6
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畑の雪も見る見るうちに消えて、お彼岸の過ぎるのと同時に地面が一気に広がった。今月は雪や雨も少なく、ほとんど毎日、摘蕾・剪定作業に時間を費やしてきた。やっと終わらせることが出来た。今月はじめに新しいパーソナルコンピュータを入れたので、日中は野良仕事、夜はパソコン環境の更新整備で、またたくまに時間が過ぎてしまった。ほんとうは1〜3月におつむの充電をしなければいけなかったが、買いためた本も未だに積んだままで、ちょっとまずいなと感じている。

3月といえば卒業や引っ越しのシーズンだ。我が家も二人の子供が同時に卒業、進学ということになった。それを機にいちおう子供用の機械として今までのメインマシンを振りあてることとして、大人用には新しく強力な新車を購入した。子供とパソコンについては、その効用と弊害をよく見極めるのが親の責任だろう。これについてはクリティカル・フルーツに後で書く予定。

引っ越しに先だってパソコン同士をネットワークで結ぶLANを組むことにした。追加出費はネットワーク・カードとハブ一台で6000円ほど。結果、データ・ファイルやアプリケーション・ソフトのソースの転送がすこぶる簡単かつ高速に行え、思惑通りに引っ越しがとても楽に出来た。フロッピーでやっていたら一生かかったかもしれない。そもそも1.4MBに入らないファイルは、CD−RWドライブもMOドライブも持たない我が家では移転が不可能だった。 LANは便利だ。ファイル、プリンタの共有が出来るのは実にいい。これまでもプリンターは3台を用途別に使い分けているので、プリンター切り替え器と接続コードがややこしくなっている。さらにPCを複数動かす必要がでてくると、やはりLANを活用するのが一番の選択肢といえるだろう。

さて、農畜産物に貼り付けた品質表示の不正事件について何か書かねば、と思いつつ、時間が過ぎてしまった。今更の感もあるが、JASがらみなので少しふれておこう。だいたいが昔から羊頭狗肉という言葉があるくらい、表示と中身が全然違うのは古今東西すべからく同じ空の下というべきだ。なんだか自分も似たようなインチキ表示をしているくせに、正義面して「あいつはひどい嘘つきだ」なんて言わないでほしい。産地を偽るのはもちろん悪いことに違いないが、産地でものの価値が左右されるという現実は、日本のいびつな消費社会自身がもたらしているのであって、そういう消費者のゆがんだブランド志向の「汚さ」のほうも目くそ鼻くその類だろう。と、ここまで書いてきて、この問題はやっぱり別項目として書き直すのが良いように思えてきた。なので、ここでとりあえず中断。

今月は書くべきテーマがいろいろあったが、どうも野良仕事や子供の行事その他で頭がまとまらず、ここらで失礼します。

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