暖冬のため雪は1メートルを切り、新雪の追加がないので先行き不安になるほど融雪が早い。1月の末に早くもサクランボの樹の剪定と摘蕾作業を始めた。(「摘蕾=てきらい」については「果樹栽培用語辞典」に解説がある。)平年より10日以上も早い。新雪が積もると普通は枝に積もった雪を落として回る作業が必要になるが、この冬はなんと年末に一度畑を回っただけ。ほんとうなら大雪だった去年は例外として1〜2月には必ず畑で雪落としと雪に埋まった枝の掘り出しの重労働が待っている。それが無い。一昨年も1,2月はこうだった。全体の流れからして年々雪は明らかに減り、暖かくなっている。
以下はプログラミングの分かる方にしか通用しない話。
夜仕事のデスクワークのほうで、ダウンロード用プログラムの手直しに非常に苦労した。ホームページの無条件公開にあたって、掲載内容のチェックをより一層緻密に行わなければならなくなった。とくにダウンロード・コーナーについては神経を使った。顧客リストの入ったままの「お試し版」プログラムについては、もともと住所や電話番号は組み込んでないので仮にアクセスできてもプライバシー上の問題はまったく心配ない。とはいえ、念には念を入れてこのリストを削除した。それに、このプログラムのマクロ・コードはExcelのプロテクト機能によってパスワード保護してあって、通常はプログラム内部にアクセスすることは不可能だが、このプロテクト機能をすりぬけて楽々内部に入り込める強力なソフトウェアがある。これを使えば、第三者でもプログラムの内部構造はほとんど丸裸に出来るので、かってに改変することも可能になる。本来はマクロ・ウイルスを取り除くために作られた有益なソフトウェアだが、悪用すると著作権の侵害など不正な行為につながる。こうした不正アクセスに対するプログラム防衛措置をどうするかで苦心惨憺、一週間を費やしてしまった。結果、自力でなんとか見通しが得られた。しかし100パーセントの自信はない。ハッカーへの道は険しいなあと思う ・・・・普通の人はプログラム内部にアクセスしてみようなどとは考えないだろうから良いのだが、インターネット上には悪意をもつ誰かがいないとも知れないので、あまり無防備なことはしないようにしたい。