被害拡大、春よ来い 1月14〜20日

2001年No.2
戻る

積雪は2メートルを超えた。積もった雪が沈みさら に雪が積もり、これを繰り返しながら枝をへし折っていく。畑の近くを通る国道1 21号線の両脇はロータリー除雪車によって3メートルの雪のかべが出来ている。 立山黒部アルペンルート。リンゴの被害がいちばんひどい。「ここらに太い枝があ るはずだが・・・」雪に埋もれて何もない。そんな木がざらにある。まだ1月中旬、 果樹農家にあきらめムードも出てきた。1月3日以来、屋根の雪下ろしと畑の雪落 とし、枝堀り作業をしなかったのは14、15の二日だけで後は一日中、雪と戯れ て過ごす。19日久々に一日晴れた。晴れても休むことはできない。

倒壊したサクランボ用雨よけハウス=N氏園、F氏園。
倒壊したハウス1 倒壊したハウス2 倒壊したハウス3

畑の脇を通る国道の除雪車。高さ3メートルの雪の回廊。
大型除雪車1月19日撮影

地球の温暖化説、いま舘山では急激に「人気」がなくなった。こ の大雪だから当然だろう。しかし、この大雪が温暖化を否定する事実かというと、 必ずしもそうとは言えないだろう。私は、むしろ温暖化によって気候のぶれが極端 に大きくなっているせいだと思う。最近あちこちで頻発する記録的集中豪雨や夏の 猛烈な暑さにも共通する。つまりドカッと来るのだ。おだやかさがまるでない。温 暖化が進むと気候の変動が激しくなる、と言われていることとも符合する。

▲もくじ