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高速値下げの間抜けなマジック  ・・・ [2009/5/7]

ゴールデンウィーク期間中の高速道路通行量が平年の20パーセント増になったそうだ。一律1000円のETC効果が出たのが原因だとか。

そうすると、ふつうなら5000円、1万円払わねばならないのが1000円で利用者はウハウハだ。高速道路会社の料金収入はガタ落ち。交通量が2倍とか3倍とかに増えたのならまだしも、たった20パーセントしか増えなかったとすると大損。これで高速道路の収支は滅茶苦茶の赤字真っ逆さまだ。当たり前だね。この収入減は国の予算で補填されるわけだから、つまりはふつうの国民にツケは回される。交通量は2割増しだが渋滞回数は2倍に増えたという。いやはや。

まあ、料金を安くして損したかもしれないが、みんな高速つかって遠くまで遊びに行くから、それであちこち経済効果が広がって、観光地やら何やら儲かってウハウハだ。大いに景気浮揚対策に貢献したわけよ。みんな幸せでいいじゃん。

というのが麻生くん政府の自慢だろう。これがまた間抜けなんだなあ。

高速を使う人が増えるということは、電車の客は減るということだ。高速で遠くの観光地まで行くということは、近くの商業施設には行かないということだ。つまり、遠くは繁盛したとしても、その分だけ近くは閑古鳥が鳴くという仕掛けになる。これは、ちょうど、郊外の大型量販店に客が集まって駅前の商店街が寂れていくという話とまったく同じことでしょ? こいつも子供だましの詐欺にすぎない。

人間、使う金には限りがある。こっちで使えばあっちでは使わない。あっちで使えばこっちでは使わない。こんなこと当たり前の、宇宙の大法則だ。高速ETC割引のどこが景気対策になっているというのか?

こういうのを世の中では間抜けと言う。
♪ いけない〜、間抜けなマジック〜 ♪♪ (忌野清志郎風に。)
結局、税金上げて赤字を取り戻さねばならんだけ。景気が良さそうに見えたのは、ただの蜃気楼でしたとさ。おもしろうて、やがて悲しき高速道路。こういうバラマキで選挙に勝てるなんて、まさか思っていないだろうね、自公は。

自公のやることは定額給付金以来、「朝三暮四」のオンパレードだ。はるか昔、わが高校時代の古典・漢文の授業を思い出すよ。おバカな猿たちが欺される話を。