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「前世紀のツケは誰が払う?」 [2001/01/01]

皆さんも十分にお感じになっている ことでしょうが、世の中、変な方へ変な方へと流れております。すべてがバラバラ に解体しつつあるというか、コントロール不能におちいっているというか・・。日 々の出来事の大きいもの小さいものそれぞれ関係ない事柄なのに、全体としてみる とみんな共鳴しあって起きていることのように思えます。

「前世紀のツケ」とは何か? わたしなりにまとめれば、科学技 術と貨幣経済のとどまるところのない膨張です。このふたつがもたらしたものは何 だったのか。このふたつに共通するのは何か。どちらも自らの肉体をもたない「記 号」の怪物です。そして、記号であるため、そこに「価値」とか「りんり」とかの 「人間的要素」がなくても生きていくことができます。自己増殖していくことがで きます。このふたつの怪物は、世界がどうなるか、地球がどう変わるか、人間が、 生き物がどんなことになるか、なんてことに心配りをしてくれるわけがありません。 じぶんの記号としての合理性のみを呼吸しながら、幾何級数的に増殖していくので す

某国ソニーかいらい政権はITがどうしたの景気がどうしたの と相も変わらず言っておりますね。しかし、いまのわたしたちが直面している巨大なも のは、新しい科学技術とかゼニカネの増発とかで解決できるほど甘いもんとちゃい ます。なぜなら、その解決策にしようとしている手段そのものが、その怪物の大好 きな食べ物だからですよ。まあ平たく言えば「盗人に追い銭」といったところでし ょうか。

もっとも、景気のためには正月を何回もやったり、成人の日 や体育の日をてきとうに移動させたりすることに平気な、節操も糞もないわたしたち日 本人に未来があるわけもないのでしょうが・・・。こんな方々の論じる教育とかと いうもののアホらしさは語るも愚かなりです。この件については「くりてぃかる・ ふるうつ」に昔、書いたことなので、ここではこれ以上深入りしないことにしまし ょう。(2001年1月1日)

正月は滅びの途の一里塚めでたくもありめでたくもなし。